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頭痛・腰痛・漢方
こんばんは。大阪雨続きでしたが少し天気落ち着きました。
今日は頭痛・腰痛・漢方です・・・・。登録販売者の院長が登録販売の関西の試験も近いということで少しだけお話します。
日本において4000万人ほどの人が頭痛持ちと言われています。脳神経外科の外来の多くは頭痛らしいです。漢方薬は頭痛の有効性の裏付けをよく聞きます。
頭痛・顔面痛に推奨される漢方として
⓵呉茱萸湯:冷えを伴うとき、反復性強い頭痛、嘔吐、嘔気、後頭部や肩の凝りを伴うものに用います。
②五苓散:浮腫みの傾向、眩暈を伴う場合、気圧に敏感(悪天候で憎悪)。眩暈を伴う頭痛などは水分代謝異常に関連する。小児から高齢者まで幅広く使用しやすい。
⓷立効散:顔面から口腔内の痛み。西洋薬服用に伴う、眩暈・ふらつき・眠気・肝機能障害などの副作用の心配がない。本薬の効果が不十分でも西洋薬の服用が少なくて済みます。
次に高齢者の腰の痛みについてです。
腰痛の症状だけでなく臀部の下肢痛や痺れの症状を含む腰椎変形疾患にともなう腰下肢症状を有します。
⓵八味地黄丸または牛車腎気丸:腰部及び下肢の脱力感・冷え・痺れあり、夜間頻尿などの排尿異常伴う場合。
八味地黄丸は坐骨神経痛・腰痛・腎炎・糖尿病・前立腺肥大・高血圧など
牛車腎気丸は下肢痛・腰痛・痺れ・かゆみ・排尿困難・頻尿・浮腫みなど
②疎経活血湯:腰部より下肢にかけての筋肉・関節・神経が痛む場合で冷えにより憎悪する場合や瘀血を伴う場合。
⓷五積散:寒冷や湿気に侵されて、腰部・下腹部痛・下肢痛で貧血気味で上半身が熱く、下半身が冷える場合。
④補中益気湯:全身倦怠・食欲不振を伴う場合。複数の病態が複合してどの病態への治療を優先するか難しい。「何かが虚した状態」と考え、気虚として対応。
⓹四物湯:手足が冷え、貧血・皮膚の乾燥傾向の場合。皮膚が枯燥して色つや悪い状態で疲労回復の血虚の状態に対応
⑥人参養栄湯:虚弱などで疲労衰弱している場合。気力の低下・全身衰弱・疲労倦怠・食欲不振・寝汗・手足の冷え・貧血などに対応。
鍼灸整骨院ひなたぼっこでは薬の取り扱いもしてるのでお相談ください