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11月の肌寒さ
11月の肌寒さと乾燥、日の短さをより実感します。日照時間が短くなりますと、からだの中で生活リズムを調える「BMALI」という遺伝子が増えて、ビタミンDが減少し、体に脂肪をためこもうとします。遺伝子が寒い季節は温かい季節よりも食べ物が少なくなると想定して判断するからです。漢方では寒い時期にためこみやすくなる症状を「閉蔵」といいます。また哀愁漂うこの時期は「肺」が弱りやすく、哀しみや寂しさ、人恋しさが増したり、何も希望が持てなくなったりするようなマイナスな気持ちを抱きやすい時期、寂しさややるせない感じになるあまり、依存しすぎたり、無用な言葉を口にしてしまうなどトラブルが起きやすくなります。
日が短く、気分が内向的になりやすい、漢方では「陰」の時期の真っ只中です。この期間は翌年の3月まで続きますから、少し気を長くして季節の特性に合わせ一人コツコツと自分磨きや趣味をするのはいかがでしょうか?