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頭のマッサージ❸
お久しぶりです。今日も頭のマッサージの大事さです。
「腰が痛むとき腰が悪い」多くに人はこのようにとらえるでしょう。しかし、実は主たる原因が腰にない腰痛も多いのです。では痛むところに主たる原因がないならどこに原因があるのでしょう?それは【脳】です。例えば腰痛で病院へ行き、骨の変形が見つかると、そのこと自体に恐怖を感じてしまうことがあります。すると、骨の変形と痛みに直接関係がない場合でも、実際以上に痛みを感じてしまいます。これは脳に生まれた「恐怖」が腰痛を助長して固定化させてしまうからです。腰に限らず、同じようなことが全身の症状で見られます。
脳の奥には、扁桃体という部分があり、痛みやストレスが大きいと、ここが興奮します。恐怖も扁桃体を興奮させるので、恐怖で痛みやストレスが増大されてしまうのです。扁桃体の興奮が大きくなると、脳の前頭前野(額に近いところ)が、それを抑える働きをします。しかし、恐怖が長く続くと、脳のこの部分が萎縮するので、抑えが効かなくなり痛みが強くなります。また恐怖で支配されますと、痛みが増すのが怖い⇒動かない⇒筋肉の硬直や血流不足⇒ますます痛むという悪循環に陥ります。これは【恐怖回避思考】と呼ばれるもので、痛みと過敏脳の負のスパイラルです。なので痛いところだけでなく、脳のケアひいては頭を揉むことが大事です。
泉佐野 井原里 鍼灸整骨院ひなたぼっこ