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乾いた心と腸にうるおいを
秋は暑さははやわらいできますが、季節の変わり目特有の停滞前線が訪れ、気圧の変化が多い月です。
漢方では、この湿度の高い夏と秋の変わり目である9月は、考えてしまう「脾」、不安になりやすい「心」、悲しくなりネガティブな状態になる「肺」の3つの臓器が弱りやすい時期と考えます。更に秋は、「肺」と連動して「大腸」が弱くなりやすくなります。「大腸」が弱ると、更に悲しみを感じやすくなります。実は感情を豊かにするホルモンのほとんどは腸に存在してます。「セロトニン」は腸内環境の良し悪しで大きく左右し、心の栄養であるビタミンB群を原料にしています。このホルモンは「脳腸相関」といって、脳と深くかかわりを持っているのですが、便秘などで腸内環境が悪化してホルモンが不足すると、脳に影響して心の不調をおこします。
この時期は消化吸収の働きをする「脾」が弱りやすく、お腹も頭もスッキリしないため、気力がわかず、やりたいこともなくなっていきます。梅雨に不調を感じていた人は同様に不調を感じやすくなります。台風が重なることで、一時的湿度や気圧の変化を強く感じ、梅雨よりもひどく心が乱されることもあるでしょう。
しっかり体調を整えるのには当院では鍼灸でケアしています。